高等学校情報科 情報Ⅱ 教員研修用教材 補足解説
大学側からみると、情報Ⅱを学習した学生を受け入れることは、非常に楽しみだと思います。
特に教員研修用教材の第3章は、データ処理の基礎となる部分で、ここを学び、それを大学の専門分野の 研究に活かすことは有意義だと思います。
教員研修用教材のみでも十分だと考えますが、はじめて情報を習う高校生にとって、本質的でない部分はなるべく簡素化することが望ましいと考えます。そこで、以下の方針で第3章(学習13から学習18)の
補足解説を試みることとしました。 なお、Excelを使用した部分は教員研修用教材で十分と考え省きました。
① 覚えなければいけないプログラミング言語は少ない方がよい・・・Pythonのみ使用。
プログラミング言語は外国語みたいなものだと思います。はじめてプログラミング言語を学ぶときに、RとPythonを同時に学ぶのは、ドイツ語と英語を同時に学ぶようなものだと思います。 英語のみで十分ではないでしょうか。
② プログラムの開発環境構築はなるべくない方がよい・・・Google_Colabのみ使用。
開発環境の構築は、大部分の生徒にとって情報技術を身につけるのに本質とは考えていません。 多くの生徒にとって、情報技術は一種の道具使用技術だと考えています。 電子顕微鏡を使うのに、多くの場合その原理を詳細に知る必要はないと思います。 同じことだと思います。また、多くの高校にとって、Anacondaをインストールして使用できるようなPCを多数揃えることは難しいと思いますが、ネットに接続できるタブレットなら可能と思います。Google
colabの使用ならネットに接続できるタブレットで十分だと考えています。
ここから第3章、練習13から18で使用しているプログラムの解説が入手できます。
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